審査総評審査員読売書法会 理事島 田 三 光 先生審査員読売書法会 理事上 原 華 園 先生 去る、9月17日、第63回(令和元年度)JA共済全国小・中学生書道コンクール香川県予選の審査を行いました。 昨年、小森秀雲先生とご一緒に、初めてこの審査を担当させていただきました。出品されている小・中学生の力作に圧倒され、私自身元気をいただきました。 今年は、長きにわたり審査を担当されてこられた小森秀雲先生が退かれましたが、公立高校で書道教員をされ、退職後も書道研鑽に邁進されている島田三光先生が新たに加わって下さり、一緒に公平な審査が実施されたことでほっとしています。 今年も県下の各学校から4,032点の応募作品が集まり、昨年より若干増えたことは喜ばしいことです。どの作品も各学校の代表作品の誇りを持った作品と感じられました。 第一次審査は各学年ごとに審査をし、その中の約1割程度の優秀作品を選び出しました。ここで選ばれた作品は全作品を展示し、優劣を決める第二次審査へと進みます。 審査のポイントは、 1.半紙全体に上手く収めているか。 2.字形・用筆が正しいか。 3.子供らしい若さと元気があるか。 この3点は切り離して審査するのではなく、常に総合された評価になります。 各学年の第1位金賞作品は全国に出品されます。今年も全国の中で良い成績が得られるものと期待しています。惜しくも銀賞・銅賞・佳作になった人は、優秀作品の特別賞に選ばれたのですから自信を持って進んでください。 自分の長所を見つめ、それを伸ばすことは大切なことです。入賞された皆さんは書く力が身についている人ばかりです。今後も永く書道を続けて欲しいと思います。大いに期待しています。審査員 上原 華園−2−
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